既に10月も後半になっていましたが、先月の振り返りをまだやってなかったので、遅くなりましたが9月の振り返りをしたいと思います。
kekka_201909
全体的な総括から。
私は普段、あまり取引結果を見ることがなく、1週間に1回週末にMT4の再起動をする際に見るくらいなのですが、調子が上がってこないなぁ…と感じていました。
で、今回数字を拾ってみたところ、決して全体の調子が悪い訳ではないということが見えてきました。
これらについては、各EAの分析で見ていきます。

■HANA
graph_hana_201909
まず、HANAから。
損益グラフを見れば一目瞭然ですが、Thanks/Gypsoユロル組、Gypsoドルカナが大きく調子を落としており、これが全体の足を引っ張ったような結果になりました。
一方、本家組、Gypso/Thanksドル円組は好調で成績を伸ばしているような結果になっています。


では、まず本家組から。
graph_honke_201909
detail_honke_201909
月の初めに大きめのDDを起こしましたが、それ以降は順調に回復し、最終的には本家、タイプT合わせて約90pipsほど稼いでいます。
特徴的なのは本家の利益が延びていることで、トレールが入っているタイプTの約3倍以上の利益を上げていました。
平均利益額にしても本家はタイプTの2倍以上の利益を出しており、かつ損失はタイプTの方が大きくなっています。
この事象は今年に入って良く見るパターンで、ひょっとしたらトレールを使わない方が現状の相場には合っているような気もしています。

本家組は先月が大きく損失を出していたので、その分を取り返してきている感もありますが、動きとしては安定性がないような気がするので、もう少し注していく必要があると思っています。


次は、Thanks/Gypsoドル円組。
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detail_usdjpy_201909-1
detail_usdjpy_201909-2
2つ合わせての取引件数が25件とかなり活発に動いてくれたような気がします。
本家組同様、月の初めに大きめのDDを起こしましたが、それ以降は順調に回復しており、終わってみればこちらも90pips以上の利益を出してくれました。

ドル円組は比較的バックテストに近い安定した動きをしてくれているので、このまま頑張ってもらいたいと思います。


で、問題のThanks/Gypsoユロル組。
graph_eurusd_201909
detail_eurusd_201909-1
detail_eurusd_201909-2
どこをどう切り取っても調子が悪いですね。。。
月の後半では利益を上げているものの、前半の損失が大きくリカバリできていないような状況になっています。。。

何が原因というのは一言では言いづらい部分もありますが、取引結果からみると、RRRはある程度許容範囲にあると思っています。だとすると勝率が低いことで利益を取れていないとみることができるのではないかと思います。
元々、Thanks/Gypsoは高勝率型なので勝率が出ないと利益も出ません。9月の成績を見るとThanksが46.2%、Gypsoが38.5%なので、これだと利益が出なくて当然です。。。
勝率を上げるためにはロジックの適合性が上げる事、言い方を変えるならば過去の相場の再現性が上がる事だと思うのですが、そうなっていない現状はユロル組にとっては厳しい状況なのかもしれません。
ただ、唯一の救いは月の後半で利益を出している点です。
ここだけでも約80pips程は稼いでくれているので、適合性がなくなった訳ではないと考えています。

いずれにせよ、ユロル組は我慢の時期だと思うので、しばらく注視していきたいと思います。


最後にGypsoドルカナ。
graph_usdcad_201909
detail_usdcad_201909
ドルカナは先ほどのユロル組と逆で、前半の調子が良かったものの、後半調子を大きく崩してしまい、それが結果に反映されてしまったようになりました。
前半で約80pips程の貯金があったにも関わらず、後半でSLを4連発し最終的には約170pipsの損失になってしまいました。。。

HANAは最大2ポジで動くのですが、ロジックの動き上、2ポジ目は1ポジ目の次のローソク足(1時間後)に入ることが多いです。
これは狙ってこうしている訳ではなく、ロジックの特性上、このような動きになってしまいます。
また、この動きはナンピン的な役割を担っており、2ポジ目が入ることで各ポジションの期待値を下げる働きをしています。
しかしながら、当然ポジションと逆の方向に進んでしまうと、単に損失が2倍に膨れ上がります。
これがHANAの最大の負けパターンで、最大2ポジの弊害がここにあります。
この点は、私自身もHANAの改善点として捉えています。

現状、私は売りと買いのパラメータを分ける動きをしており、まずはSoRAに導入している最中ですが、これが終わればHANAにも導入し、どのような動きになるかを確認してみようと思います。
その上で、2ポジ化が本当に有効なのかどうかを検証し、バージョンアップとして対応していきたいと考えています。


■SoRA
graph_sora_201909
SoRAは現在再々チューニングの最中で、9月は新版と旧版が混在しています。。。
新旧どちらも1ポジ化はされているものの、旧版は売りと買いのパラメータが同一になっているため、パフォーマンスが悪いケースも含まれています。
ですので、この成績は参考程度にしてもらえればと思います。。。

全体的に見て、9月はおおむね順調そうに見えます。
ただ、月の後半で成績を落としており、これが10月にも波及するような動きをしています。
この辺は新版をリリースする中でどの程度改善していくかも見ていきたいと思います。

まずは5分足組。
graph_sora5m_201909
detail_sora5m_201909
特にコメントすることはないのですが、月の最後で約20pips程の損失を出しましたが、全体で約45pips程の利益を出してくれています。
また、平均決済時間も約30分と想定した動きをしてくれているので、このまま頑張ってほしいと思います。


次は15分足組(GWエディション)。
graph_sora15m_201909
detail_sora15m_201909
9月はエントリー自体少なく、全部で6エントリーしかありませんでした。。。
その中で勝率は4勝2敗だったのですが、15分足組みは利小損大型なのでマイナスに引っ張られ、結果的には約20pips程の損失が出てしまいました。

現在、15分足組の再々チューニングを行っている最中で、こちらが完成すれば、GWエディションもバージョンアップし、リリースしたいと考えています。
ですので、15分足組につきましては新版をリリースし、もう少し動きを見ていきたいと思います。


最後に30分足組。
graph_sora30m_201909
detail_sora30m_201909
こちらは5勝1敗で約30pips程稼いでくれました。
EAの導入タイミングのズレなどでエントリーは少なかったみたいですが、こちらも特にコメントをすることはないですね。

30分足は11月頃には再々チューニングが完了すると思いますので、15分足同様、引き続き様子見をしていきたいと思います。


現在、SoRAは再々チューニング中なのでこの成績がすべてを反映している訳ではありませんが、9月は5~30分足全体で約55pipsほど稼いでくれました。
今後はこれに利大損小型の1~4時間足組も加わってくるので、もう少し動きが出てくるのではないかと思っています。

今の所、できれば年内で完成させてしまいたいと思っていますので、出来次第フォワードに回していこうと思います。


■ToKI
graph_toki_201909
detail_toki_201909-1
detail_toki_201909-2
最後にToKIです。

今月もエントリー数はかなりあったみたいで、全部で22回のエントリーがありました。
結果としては勝ったり負けたりを繰り返し、最終的には約5pipsほど取ってくれたみたいですね。
ToKIは勝率が約50%のEAですが、今月は約40%と少し低かったです。しかし、それでも利益が出ていたということは、調子自体は決して悪い訳ではないと思います。

ToKIも将来的には売りと買いのパラメータを分ける方向で修正していこうと考えています。
まだまだ、改善の余地がある子だと思っていますので、引き続き対応していくことができればと思っています。


さて、9月はこんな感じでした。

現在は、ほぼずっとSoRAのパラメータチューニングに明け暮れており、EA絡みについてはこれ以外のことに手が付けられていません。。。
SoRAが落ち着ければ他にやりたいことがいくつかあるのでそちらにも着手していこうと思いますが、まずは目の前にあることを着実にやり遂げていきたいと思います。

私自身、納得した子をリリースしたいと考えていますので、引き続き親子ともども頑張っていきたいと思います!